離散数学研究室

レニングラード数学オリンピアード

未解決問題

  1. 1983-6 問題

    $4$ つの異なる $1$ 桁の数が与えられている.それらの数をちょうど $1$ 回ずつ使ってできる最大の $4$ 桁の数を作る.そして,それらの数をちょうど $1$ 回ずつ使ってできる最小の($0$ から始まらない)$4$ 桁の数を作る.これら $2$ つの数の和を $x$ とする.与えられた $4$ つの数がだた $1$ つしかないような $x$ をすべて決定できるだろうか.

  2. 1989-5 問題

    次の命題が正しければ証明を与え,間違っているのであれば反例を挙げよ「次の条件を満たす $2$ つの $k$ 桁の数は,$k\ge 4$ のとき,だた $1$ 組のみである:一方の数をもう一方の数の後ろに書くことで得られる $2k$ 桁の数が,それらの数の積によって割り切れる.」

  3. 2章 K-3 例題

    アダムはベティより $2$ 歳年上である.彼らの年齢の平方の各桁の和が同じになるとき,その和を $1000$ 歳までの範囲で調べてみると $10,19,28,37,46$ であった.この数列は公差 $9$ の等差数列になっているが,このようになる理由はあるのだろうか?さらに,和の範囲を広げても,上記の数のみしか現れないのだろうか?

  4. 2章 O-2 例題

    $x$ と $y$ を正の整数とする.$x$,$-x$,$y$,$-y$ を用いて,次を満たすできるだけ長い数列を作れ:どの連続 $x$ 数の和も負であり,どの連続 $y$ 数の和も正であるという性質を持つ.

  5. 2章 R-3 例題

    円周上に $n$ 点が均等に配置されている.$n$ 点は白か黒である.「どの $2$ つの黒点の間にも $2$ つ以上の白点が存在するならば,白点が頂点である正三角形が $m$ 個以上必ず存在する」という命題が正しくなる $m$ の最大値を求めよ.