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「第1回数学コンテスト」終了!!

1999.02.21

  • 数コン

平成11年2月20日(土)10:30より15:30理工学部数学物理学科

数学コース教員主催の数学コンテストを開催した.

当日の参加者は9名であった.内訳は, 数学物理学科2年5名, 1年2名, 3年1名(コンテスト問題の解説聴講), 経営工学科1年1名であった.

第1回問題ダウンロード

成績優秀者は以下のとおりです.
最優秀賞(数学物理学科2年磯田北斗君)
優秀賞2名(数学物理学科2年山下智志君, 同2年中室大悟君)

賞状に加えて賞品を贈呈した.

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左より磯田君、山下君、中室君、田澤学科長

(寸評)今回の数学コンテストという初めての試みは以上の経過のもとに数学コース教員一同ひとまず``成功!''の感触を得た. 当日は朝から雪が降り出す悪天候のため参加者の人数が危ぶまれたが9名の参加には満足している.

10:30 集合, 問題配布後学生は学内の施設(図書館, 計算機など)を自由に活用し解答にあたった.

15:30 答案回収, 直後に出題者の各先生方により解法や問題の背景等を約1時間にわたり解説した.数学コース会議で本企画が承認され実施に至るまではわずか3ヶ月弱であったが教員一同の献身的な努力により質の高いものを実施できたと自負している.

特に入試業務と平行しながらの時間的余裕の許されない中,各教員よりコンテスト候補問題提出, 問題検討委員による検討と選定加えてコンテスト向けの修正等綿密な作業が的確かつ迅速に行われたのは教員一同の並々ならぬ潜在力の結集による.更に本コンテスト最優秀者の数学的能力は実に高いものであり日頃の講義・演習等では分からない今回の試みからこそ測り得た結果であり学生を動機付けまたは励ます意味でも大変有意義であった.また出題教員の解説を互いに聞き合うことで各教員の講義構成や方法について大変参考になったという意見が多数あり, 教員サイドの教育力の活性化にも1役かったのは望外の結果であった.

(今後の展望)取りあえず, 成功に終えることができた今回の企画であるが改善すべきいくつかの事項が実際に行ってみて初めて明確になった.開催にあたる準備期間をもっと十分に取ることは当然として,次回のコンテストは開催時期を適切に選定する, 出場資格者の枠を広げる,コンテストに関する広報活動をより充実化させる等に力点を置き, 今後この企画が学生教育の活性化及び対外広報の目玉の1つに成長することが数学コース教員一同の願いである.